車に傷やへこみなどがついてしまった際に、元の状態に整え修理する「板金塗装」。
「どんな風に直すの?」
「手順は?」
と気になる方もいますよね。
そこで今回は、板金塗装が気になってしょうがないあなたのために「板金塗装のやりかた」を解説していきます。
板金塗装のやり方
車体の傷がへこみんでる場合や傷だけの場合など、シーンに合わせて解説します。
へこみの場合
へこみがある場合は、板金作業と塗装作業の2つの工程を要します。
1)へこみ部分の全体を確認
損傷個所を確認し、最適な直し方を模索。
2)汚れやごみを取り除く
傷やへこみがついた際についてしまった、砂や塗装のバリなどを軽く取り除く。
3)専用ツールで、へこんだ部分を引っ張り出す
専用ツール(ハンマーやドリー)を使って、へこみ部分を引っ張り出したり、叩きだしたりして形を整える。
4)塗装面を研磨しパテを埋め込む
パテを塗る範囲をサンダーで研磨し、パテを埋め込む。
※細かい傷をつける事で、パテの密着性が上がります。
5)パテを乾燥させる
自然乾燥で半日ほど乾かす。
※パテの種類や厚さによって、時間は前後します。
6)表面を整える
ペーパーで表面を整える。
7)塗装する
塗料を配合し、塗装する。(調色)
※機械で自動化するのが難しいため、職人の腕が試されます。
8)仕上げ磨き
コンパウンドや細目のペーパーを用いて、ツヤツヤに仕上げる
傷だけの場合
傷だけの場合は、塗装のみの工程となります。
ただし、傷の程度が深い場合は、「へこみ」の手順が必要です。
- 不要な塗装面を研磨し、パテを埋め込む
- パテを乾燥させる
- 表面を整え塗装する
- 仕上げ磨き
板金塗装は自分でできる?
「板金塗装の出費が痛い…自分でもできる?」
とお考えの方もいますよね。
もしかしたら「出費が抑えられるかも」な方法を解説します。
※自己判断でお願いします。
へこみは直せるかも
最近巷でよく見られるへこみ直しがこちら。
- へこんだ部分を、熱湯やドライヤーなどで温める
- トイレのスッポンを用いて引っ張り出す
熱を加えて引っ張り出すことで直る場合があります。
しかし、へこんだ部分が広範囲や複雑な場合は難しいかもしれませんね。
塗装は技術が必須
塗装は、
- 塗装した状態と乾燥した状態で色の見え方に違いが出る
- 色が均一に塗られているかで色の出方が異なる
などとても難しいものです。
職人の領域なので、本職の方にお願いするのが1番です。
まとめ
車の板金塗装は、傷やへこみの状態によって、様々な工程を要し手間や時間がかかる作業がたくさんあります。
愛車をキレイに美しく直すためにも、プロの方にお願いするのがおすすめです。